折り紙:アオサギをプレゼントした話。

小学生の頃から大好きな、『おりがみ手品』の著者、
桃谷 好英(ももたに よしひで)先生の折り紙本で、これまた大好きな一冊。

空とぶ鳥のおりがみ

この本には、ちょっと思い出がありまして…。
その話は、また別の機会に…。

 

この本の素晴らしいところは、
まず、鳥が! 載っているすべての鳥が!

折り紙飛行機になっているのです!!

そして、それらの鳥が実際の風景に溶け込んでいる冒頭カラーページのあと…

航空学(どうして飛行機は飛ぶのか?)の説明が載っているのです!!

尾翼(尾っぽ)の長い鳥、短い鳥…
それぞれ、いかにしてバランスを取っているか…
そして紙飛行機を飛ばしたときに、どんな軌跡を描いて失速するかによって、
どこをどう調整したらいいか…

その説明が、丁寧に、優しい口調で書かれているのです。(*^^*)

 

他にもたくさん、折り紙の本を出してらっしゃいますが、
この2冊で、私は桃谷先生の大ファンです。(*^^*)

 

さて。
そんな素敵な、桃谷先生の『空とぶ鳥のおりがみ』。

職場のNさんが、鳥見(バードウォッチング)が趣味ということなので、
口絵写真を見てもらいました。

形といい色といい、特徴をよく捉えていて、
折り紙の写真を見るだけでワクワクすると言ってくれました。

そして、リクエストは…「アオサギ」。

アオサギという名ですが、羽根が灰色、体は白、ということなので、
こんなかんじで折ってみました。
そう、これ、2枚組の作品なんです。
写真では見えませんが、結合部分がまた、たまらなく素敵。

頭部がまた、素敵な造形。

 

こちらが試作。白のみで折りました。
そして、本に載っている形です。

「本に載っている形」というのが、どういう意味かというと…

 

飾ってくれるということなので、
プレゼントしたものは、立つように、足をちょっと変えてみたのです。
こんなかんじ↓です。

image

そうしたら…!

さすが、飛行に適した形をしているからでしょうか。
ものすごく! バランスが良いんです…!!!

こんな細い足なのに、スクッと!
ホント、倒れないんです…!!!

 

「せっかく飛ぶように設計されてる作品を、
飛べなく折ってしまうなんて…」と、
ちょっと申し訳なく思っていたのですが、
この発見はとても嬉しかったです。

起き上がりこぼしのように、チョンチョンとつついて、
ぜんぜん倒れないのを楽しんでしまいました。(*^^*)

 

Nさんも、とても気に入ってくれて、
こんな素敵なお友達と一緒に飾ってくださいました。

鳥のお友達に囲まれて…!
折り紙…ただの紙なのに…ありがたい…(;_;)

耐久性の弱い、紙という素材ですが、
こんなふうにしていただけると、本当に、嬉しくなります。
Nさん、本当にありがとう!(^^)

 

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作品名:あおさぎ
考案者:桃谷好英

掲載書籍

空とぶ鳥のおりがみ』(新・おりがみランド)
(桃谷好英/誠文堂新光社 /2000)