『山本由紀子の折々のおりづる―暮らしの中の小さな喜び・楽しい発見・ORI-ZURUの世界』

折り鶴だけで一冊…?と思うかもしれませんが、
大先輩の魯縞庵義道様がいらっしゃいますから。

切り込みを入れて紙の一部を反転させたり、変形用紙を使ったり。
自由な発想で、折り鶴を楽しんでいる筆者の姿が目に浮かぶよう。

個人的には、動く鶴(はばたく鶴)と、おり羽鶴が載っているのが嬉しいです。
どちらも、伝承ですが、いわゆる折り鶴より知名度が格段に下がります。
くじゃく鶴は紙の一部を切り捨てるタイプ。
たま鶴は、ふくらすずめの名でも知られていますね。

第2部は、その、大先輩、魯縞庵義道による「秘伝千羽鶴折形」です。
49作品を難易度順に分類してくださっているので、
参考にして百鶴まで行きたいところです。

第3部の、箸入れ、箸置き、ぽち袋などは、ちょっとしたときに活用したい作品。
敷物は和菓子をお出しするときにお懐紙をぜひ、
鶴の形に折ってみて活用したいですね。

 

山本由紀子の折々のおりづる―暮らしの中の小さな喜び・楽しい発見・ORI-ZURUの世界
山本 由紀子 (著) 、清風堂書店出版部 (1997/01)

 

もくじ

はじめに

《鶴いろいろ》

かわり鶴
かわり羽根鶴
首長鶴・尾長鶴
大羽根鶴・小羽根鶴
羽根長鶴
子ども鶴
動く鶴・おり羽鶴
ふし鶴・たち鶴
くじゃく鶴
たま鶴

《古典鶴であそぶ》
連鶴を楽しむために
秘伝千羽鶴折形(49種)

《暮らしをかざる鶴》
千羽鶴
お正月のかざり
箸入れ1
箸入れ2
箸置き
ぽち袋
のし袋
雛かざり
五月かざり
七夕かざり
敷物3種
メモスタンド
小物入れ
モビール
イヤリング・ブローチなど
のれん